白を基調にした壁と、木のぬくもりを感じる装飾。
形状に変化を加えた暖簾など非常に洗練された、それでいて趣も感じる和菓子屋さん。
かつては酒屋さんの倉庫として活用されていた空間を店舗に生まれ変わらせたのは、赤坂の名店で約10年の修行を積んだ和菓子職人、店主の稲葉なつきさん。
「作り立てを提供する」をコンセプトに、工房一体型の店舗となっています。
一番の売りは「餡」。
その餡の美味しさが際立つ「豆大福」が看板商品。
塩気のある赤えんどう豆と、中のこし餡とのバランスが絶妙で、訪れた際には、最初に必ず食べてほしい一品です。
季節の移ろいを感じて
あわせて、色彩、形、視覚、味覚で四季を表現される「上生菓子」もお勧めしたい。
上生菓子に使う白こし餡も店内で手作り。
これは、和菓子屋さんではかなり珍しいとのこと。このこだわりが自慢の餡を作り出しているのかもしれません。
季節ごとに姿を変える上生菓子などとともに、その移ろいを感じることができるのが和菓子屋を訪れる楽しみと言っても良いのではないでしょうか。
四季のある日本だからこその和菓子文化、ぜひ店頭で感じていただきたいと思います。
和菓子や めい月
〈 営業時間 〉 10:30~17:00(商品が売り切れ次第早仕舞い)
〈 定 休 日 〉 月曜日・火曜日・不定休あり
〈 住 所 〉 千葉県流山市加 6-1338
〈 電話番号 〉 04-7128-5047
〈 Instagram 〉 @meigetsu_wagashi
古民家活用プロジェクト
江戸時代から明治時代にかけ、舟運の拠点として栄えた流山本町エリアには、当時の繁栄ぶりを現すかのような古い建物や史跡が残っています。その歴史を後世に伝えること、文化を残すことを目的とした活動を通して地域の活性化に繋げる取り組みです。
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