みりんと俳句が出会う場所、一茶双樹記念館

流山街道から一本江戸川寄りの路地を歩いていると、「なんか、気になる。」建物があります。

一茶双樹記念館:入口

流山市指定記念物(史跡)第1号「小林一茶寄寓の地」に建つ「一茶双樹記念館」です。

木の風合いは時の流れを感じますが、丁寧に管理をされており、館内は入館無料で見学ができます。

白みりん発祥の地、流山。

その白みりんの開発者の一人といわれる五代目秋元三左衛門は、本業であるみりん醸造業の傍ら、双樹と号して俳句をたしなみ、俳人・小林一茶と深い親交をもちました。

「一茶双樹記念館」はみりんと俳句の縁により、ここにあります。

身近にある伝統

双樹亭

畳、障子、縁側。

当たり前のように知っているけれど、自分の家には無い、そんな方も多いのではないでしょうか。

ここは、江戸時代に建てられた建物の一部が解体・復元され、商家の表構え(秋元本家)、新座敷棟(双樹亭)、書院(一茶庵)と枯山水の庭といった昔ながらのものを間近で感じることができます。

縁側で過ごすひととき

ティーサービスの抹茶

館内ではティーサービスも実施しており、抹茶をはじめとして季節により変わる軽食もいただけます。

晴天の空と枯山水のコントラストを眺めながら、はたまた雨でしっとりとした枯山水の艶に目を惹かれながら、のんびりと過ごす時間はいかがでしょうか。

ちょっとした記念写真にも

ご家族の記念日、久しぶりに着物を着た、良い雰囲気の写真を撮りたいなどなど、館内は撮影OKです。
ただし、他の来館者の方と譲り合ってご利用ください。

※一部撮影できない部分があります。

コスプレでの撮影も可能

館内は枯山水の庭園に面する縁側や躙り口等、和風の雰囲気にぴったり。
某本丸や某屯所としてなど、記念撮影程度であればご利用をいただけます。

撮影においては専用利用ではなく、一般来館者による観覧をはじめ、各種催しやティーサービス運営を妨げるような利用はできません。
コスプレ撮影での利用をお考えの方は、必ず事前にお問い合わせください。
また、金銭のやり取りを伴う撮影はできません。

<<コスプレ撮影時の流れと注意事項>>

① 撮影希望日が決まったら電話またはメールにてお問い合わせください。
② 着替え、メイク等で一茶庵(控室として利用可能)をご利用の場合は、
  施設利用となるため、ご予約のうえ既定の施設使用料の支払いが必要です。
  ※ 着替え、メイクを済ませてご来館のうえ、
    撮影のみでご利用の場合は予約不要、入館無料です。
③ 三脚の利用はできません。
④ 庭園の砂利部分に立ち入っての撮影はできません。
⑤ 抜刀姿での撮影はできません。
その他、施設汚損の恐れがあるもの(水、血糊等)の使用、公序良俗に反する姿での撮影はできません。

一茶双樹記念館のある流山市は近藤勇と土方歳三の別離の地でもあります。
歴史を感じながら、物語の景色に浸ってみてはいかがでしょうか。

【参考】新選組と流山|流山市 (city.nagareyama.chiba.jp)

一茶双樹記念館

所 在 地:〒270-0164 千葉県流山市流山6-670-1
開館時間:9:00~16:50
観覧料金:無料
休 館 日:月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
問い合わせ:
☎ 04-7150-5750 / ✉issasouju-memorial@nagareyama-td.com
【参考】一茶双樹記念館 | 流山本町 観光情報 (nagareyama-td.com)